メモ

エアコン工事作業の備忘録1


これからエアコン工事をする人にとって参考になれば幸いです。
初心者の私が不思議に思った事や困った事を備忘録(メモ)として記録するものです。
善ちゃんからのアドバイス(指導)部分は赤字にしています。
作業に必死なため、写真は今のところ撮れていません。。。

2020年9月21日

株式会社なら社長は「代表取締役」といい、他には「役員」ってのがおります。
当社は合同会社なので社長は「代表社員」といい、他には「業務執行社員」と言う役員(私)が在籍しております。
代表社員であり、当社の職人でもある善ちゃんの作業に、営業事務の私は、何度か手伝いに行ったことはありましたが…
コロナの影響で、少しお暇を頂いていた私でしたが、惜しいことに従業員が退社してしまったことも重なり、ついに私が出動することになりました。
私は、エアコン工事を理屈では理解していましたが、実際にやったことはなく…
2020年9月21日 ついにエアコン工事デビューすることになりました。

初めてのエアコン取外し

エアコンの取外しは、室外機にガスを回収させる作業があり、これを「ポンプダウン」といいます。
まずは「ポンプダウン」作業ですが、こちらは問題なく完了。
「ポンプダウン」は、手順さえ間違わなければ、そんなに難しい作業ではない印象でした。
元々、知識はあったので教えてもらう必要もありませんでした。

次に、室内機付近のドレンホースと2部管と3部管を切り離したのですが、難関は3部管でした。
2部管は問題なく外せたのですが、3部管はやたら硬かったんですよねぇ。
いつもマウスやペンしか持っていなかったので、私が非力って事もありますが、まぁまぁ苦労しました。
この、2,3部管を外す時、室内機側の配管をねじってしまったら、取り返しのつかないことになりますので、絶対にモンキーレンチは2個いります。
1個で室内機側をガッチリ固定して、もう1個で慎重に緩める感じで外します。
この時、2個のモンキーレンチの位置が重要だったんですが、なかなか苦労しました。
今回は、エアコンを破棄する予定だったので、実は室内機側の配管がねじれることをビビる必要はありませんでしたが、練習のため、慎重に切り離しをしました。
※ちなみに、5.6kW以上のエアコンになると、3部管が4部管になります。

次に、VA(電線)ですが、破棄する場合は、配管の切り離し付近で適当に切断しても構いませんが、移設で次に使用する場合は、VAもそのまま使用できるので長いまま切りません。
今回は、破棄だったので・・・切断しました!

今回は、VAを切断しているので、すでに室内機を外すことが出来るのですが、正しい手順で行うため…
次に、室外機側の配管を切り離します。
ここでも、室外機側のポートを変形させると大変なことになるため、1個のモンキーレンチでガッチリ固定して、もう1個で慎重に緩める感じで外しました。
やっぱり3部管の方は硬かったのですが、なんとか普通に外すことが出来ました。
(4部管だともっと硬いと思うと心配になりました。)

次に、室外機側のVA(電線)ですが、カバーを外したら、正しく外すことが出来ました。
マイナスドライバーなどで押しながらVAを引き抜くのですが、実は指で押しただけでも抜けます。

ここまでくれば、いよいよ室内機を取り外すことが出来るようになります。
注意点としては、ポンプダウン終了時にコンセントを抜いているはずですが、アース線が取り外されていることを最終確認します。
これをしないと、外す途中で地獄を見ることになります。。。

室内機は、裏板と呼ばれる金属のベース板に引っ掛けてあるだけなので、上に持ち上げるようにして取り外します。
今回の機種は古かったので、上に持ち上げるだけで取り外せました。
そして、ドレン水があったら怖いので配管側に少し傾けます。
長い間使用していなかったようで、水は出ませんでした…
ゆっくり引き出して、エアコンをにすると楽に引き出せると教えてもらったら、本当に楽でした。

今回の室内機は破棄するので構わないのですが、次に使用する場合は、丁寧に配管を処理します。
次に取り付けをする時に、配管に負荷を与えないように、緩いカーブで曲げて収納しました。
初め、ちゃんと収納しようと思って、ちゃんと曲げて収納していたのですが、善ちゃんの指導が入りました!

これで全て運び出せる状態になったので、外まで搬出って感じで無事に終了

初めてのエアコン取付け

同じ家だったのですが、別の部屋に取付工事を行う事になっていました。
室内機を取り付ける位置を決めるために、裏板を固定する必要があります。
エアコンは、上から引っ掛けるように固定するため、天井からは通常10cmぐらいの位置に裏板を取り付ける必要があります。
今回は、雨戸があったため、天井から8cmにしました。
側面には壁があるため、手が入るスペース(8cm以上)を確保するため、室内機をコンベックスで慎重に測定しながら左右の位置を決めました。
ある程度位置が決まったら、真ん中で裏板を仮止めしました。
今回は、壁に穴がありませんでしたので、穴もあける必要がありました。
穴は、通常開ける位置よりも5mm上を狙って開けます。
理由は、下になってしまうと、室内から穴が見える可能性があり、後からの修正が困難になるからとのこと。
問題がなければ、5mm分は勾配を付けられるため、その方が有利だと教えてもらいました。
古い戸建てで、外壁のモルタルがコンクリートのように硬かったようで、ダイヤモンドコアと呼ばれる、コンクリート用のホルソーで開けました。
はい、ここまでの取付け作業は善ちゃんが説明しながら、やってくれました!
私は、裏板の位置が決まったところで、水平器で測定しながら、裏板を固定しました!

室外機を置く位置を想定して、VA(配線)の長さをコンベックスで測定して、少し長めにVAをカットして準備します。
VAは、室内機に接続して、室内機の配管と一緒に固定します。
この、ドレンを含む配管の固定が室内機の取付の肝になります。
裏板と穴の位置をコンベックスで丁寧に測定しました。
今回は行っていませんが、裏板にマジックで測定寸法を記入したら良いと思いましたね。
この測定が非常に重要で、この測定結果通りに室内機の配管を曲げて固定することが、取り付けの最大の肝でした。

VAは、とても長いので、室内機を床に置いている状態でも、先に穴に入れることができますので、先に穴にVAを通しておきます。
そして、外す時と逆の手順で、室内機を縦にして持ちます。
すると、片手で室内機が持てるため、脚立を上がりながらVAを穴に押し込めました。

室内機はのまま、ゆっくりと配管を穴に挿入して、脚立を慎重に上ります。
配管が根元まで入ったところで、いよいよ室内機のクライマックスです。
縦にしていた室内機を正しい向き(横)にして、裏板に引っ掛けていきます。
見えない部分なので、かなり不安がありましたが、取り付け出来たと思った後、上下左右を見て、指で触ってみて、正しく装着できていることを確認しました。
念のため、善ちゃんにも確認してもらいました。

外に行き、壁から出ている配管と、2部管と3部管を接続します。
この時、接続する配管には「フレア」と呼ばれる加工を施します。
フレア加工をする道具は、同じ工具でも個体差があり、その特徴は事前に確認する必要があるとのこと。
こういったところが、エアコン工事の奥の深いところですね。
つたない手つきで、善ちゃんの指導の元でフレア加工をすることができました。
いよいよ接続ですが、これがまた簡単には接続できなかったんですよねぇ~
管を合わしてからフレアナットを手で締めていきます。
ここで、ほとんど最後まで手で締まるはずなので、揺らしたりして可能な限り手で締めていきます。
ここから、外した時と同様に、室内機側の配管をねじらないように1個のモンキーレンチでガッチリと固定して、フレアナットを締めていきます。
※モンキーレンチに大小があった場合、大きい方で守りたい室内機側のナットを固定するとのこと。
今回は、私の希望で手締めの感覚を覚えたかったので、手締めにしました。
実際にやってみて思ったのですが、慣れていない間はトルクレンチを使って、その後で少し増し締めする感覚が良いと思いました。

ここからは、体力の都合と善ちゃんのレクチャーを受けるためにバトンタッチしたのですが。。。
室外機設置場所の位置までの距離を測定します。
その距離よりも少し長めに2部管と3部管をカットしました。
室外機側も同じようにフレア加工して、接続していきます。

接続後、配管を断熱テープで巻いていき、配管の微小な曲がりを修正しながら、綺麗に配管を収めていきます。
善ちゃんは、簡単そうに作業していました。
見ていて思うのは、これって意外に難しいと思う。
次は、この部分も含めて挑戦していきます。

さいごに

エアコンの取付現場は、多種多様な状況が存在します。
基本的な工事は、およそ把握できましたが、ここからの道のりは慣れるしかないといった印象でした。
備忘録はいくつか書いていきますが、赤字がなくなることはないと思います。
本格的に私が稼働する可能性が、どこまであるかわかりませんが、この機会に出来るだけ覚えていきたいと思っております。


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