お菓子より取り3品で2割引
お菓子より取り3品で2割引きなら3品買うべきか?
答えは、No
総合的に考えれば買う必要がなかった数なら得しているのはお店だけ。
結局、割引につられて不必要なものを買ったとしたら負け。
1個1000円だったとして、本当に必要なのは2個だった場合、本来は2000円の出費。
でも、2割引で、3個買った場合は2400円の出費になっています。
「いやいや、400円でもう一個買えたから得してるじゃん!」
いいえ、使うはずのない400円を無駄に消費していますので損です。
本当に必要だったなら得ですが、ここをよく考えるべきなんです。
バーゲンで服が半額
2万円の服が、バーゲンで半額になっています。
今買わないと絶対に損すると思うけど、どうなのかな?
答えは、No
私たちは「半額」に惑わされ、いくら払うのかについての思考が停止していることがあります。
初めから1万円の値札があって、その服が飾ってあったらどうでしょうか?
買いそびれたって問題ないから、落ち着いて冷静に判断するようにしましょう。
もしも時間に追われて(タイムセールなど)冷静な判断ができない時・・・
そんな時は買うべきではありません。
100円ショップで節約
節約のために100円ショップで買えるものはできるだけ買うようにしている。
どれでも100円だから絶対に得しますよね?
答えは、No
100円という金額が、買い物のハードルを下げてしまうので、かえって大きく買ってしまいがち。
100円は安いといった思い込みが危険なんです。
100円ショップに限らず「1日たった100円」というサービスがあったりします。
これは100円が安いと多くの人が錯覚しているのを利用した戦略。
ホームセンターなら、じっくりと品定めをするのに対して100円ショップなら「とりあえず買っておこう、どうせ100円だし」みないなことになりがち。
100円ショップがなぜ儲かっているのかを考えればわかりますが、商品の中には大きな利益を産む商品も多数あるからです。
100円ショップでも、同じようにじっくりと品定めをするべきです。
松竹梅があれば竹を選択する
梅を買うのは恥ずかしいし、でも松を買うのはちょっと贅沢。
なら無難に竹を買えばいいですよね?
答えは、No
これは、「松・竹・梅の法則」を利用したビジネスモデル。
竹を売るために、わざわざ松の品揃えをしています。
例えば「上にぎり」と「並にぎり」があれば、どちらを選ぶのか?
多くの人は「波にぎり」を選ぶと言われています。
でも、そこに「極上にぎり」の品揃えをだして3つ並べた場合、多くの人は真ん中の「上にぎり」を選択すると言われています。
ですから、本来注文するはずであった梅で十分なんです。
つまり、はじめに決めている予算から商品を選択するのが筋となります。
陳列している商品から判断するのではなく、自分の財布の中身と自分自身の気持ちで判断してほしいです。
60日間、使用中であっても返品可能
「返品可能」と書いてあれば、とても安心して購入することができます。
実際に返品する人は、ほとんどいないと言われています。
そうでないと商売が成り立ちません。
よっぽど商品に自信があると思うかもしれませんが、これもビジネスモデルのひとつ。
実際に返品できる人は非常に限られているってこと。
例えば、効果を実感するのに3か月以上かかる商品があったとしても返品できるリミットは1月だったりします。
また、返品の時の送料は負担したりと、実際に返品するのはハードルが高かったりします。
まとめ
買い物の場面では、私たちの脳に錯覚を起こさせる仕掛けがたくさん存在します。
販売する側はうまくそれらを利用しています。
商売をする側の人たちは買い物をする人たちよりも必死。
それこそ1日中考えて商品を販売しています。
買う側の人がそれに対抗するのは非常に難しいですが、本来の目的を見失うことがないように注意して買い物をするようにしてください。