中華料理の「白湯(パイタン)」ではありません。
「白湯(さゆ)」は、水だけを沸かしたお湯のこと。
ちなみに、類似するもので「湯冷まし」がありますが、これからお話しする内容は「白湯」であって「湯冷まし」ではありません。
「湯冷まし」は、白湯がぬるくなって冷めた物をいいます。
この記事で紹介している白湯とは沸騰したお湯が「50~60℃ぐらい」になったものを言います。
ですから、“ふーふー”しながら飲むほど高温なものではありません。
これは、中身の温度でコップの表情が変化するマグカップです。
白湯ダイエット
白湯を飲むと基礎代謝が向上します。
基礎代謝が向上すれば消費カロリーを高めることができるので脂肪を燃焼させやすい状態になります。
朝一番(空腹時)に白湯を飲むとカロリーを摂取することなく、すぐに代謝が始まりますので非常にダイエット効果が期待できます。
基礎代謝とは、呼吸や血液の循環など生命活動を行うために消費するエネルギーのことで、1日の消費エネルギーの約70%を占めているものです。
白湯はお茶とは違い、ミネラル以外の成分がないことがポイントで、そのあたたかい温度によりからだの内部から温めることで、体温が上がりますので基礎代謝が向上します。
ダイエット効果は、個人差があります、善ちゃんが白湯ダイエットを実践してくれたレポートがありますので、興味のある方は参考に読んでください。
関連記事:白湯ダイエットの実践レポート
白湯を飲む量
ダイエット目的で、白湯を飲む場合、1日の摂取量は以下の計算式より導き出します。
1日に必要とされる水分量 = 体重(kg) × 30ml
白湯を摂取する量 = 1日に摂取する水分量 - 食事などから摂取した水分量
例えば、
体重:60kg
食事や飲み物で摂取した水分量:1リットル
とすると
60kg × 30ml = 1800ml
1800ml - 1L = 800ml(800cc)
空腹時に飲むのが良いですから、朝一番と寝る直前にマグカップ1杯の白湯を飲めばよいことになります。
よく、絶対値で、「1日2L飲みましょう」なんて言いますが、体重によって摂取量は変わります。
体重は個人差があり、下手すると倍ほど違う人だっていますから。
飲みすぎもよくありませんが、上記の計算式の値以上の量を飲めば効果が期待できます。
ダイエットが終わっても、続けることで維持することができますから、無理のない方法で実践して欲しいと思います。
白湯のアレンジ
白湯は、ほんのり甘い味がするのですが、飲みなれていない人には無味に感じるようです。
そして、飲むのに抵抗がある人もいると聞きます。
その場合は、レモンを入れるか、レモン汁を少量入れると少し飲みやすくなります。
レモンを入れた場合、ビタミンCも摂取出来るので、美肌効果が高くなります。
関連記事:肌の弾力を保つならコラーゲンを飲むよりビタミンCを摂取しましょう!
ダイエットをさらに効果的にするアレンジとしては、「パウダー寒天」を入れると、腹持ちが良くなり、便秘も解消されるため、1週間で数kg減ることもめずらしくありません。
冷え性の改善
白湯は体温を高め血行を良くする働きがあるため、冷え性の原因である血流悪化を解消する効果が期待できます。
免疫効果
体温が1℃アップすると免疫力は5~6倍あがると言われています。
関連記事:幸せになるための方法
美肌効果
白湯を飲むと、基礎代謝が向上するため、新陳代謝を活発にする働きがあります。
そのため、肌のターンオーバーがよりスムーズになり、肌荒れやニキビなどの改善効果があります。
ターンオーバー(機能)とは、肌の下層から新しい細胞が生まれ、表面の古い細胞が剥がれることで肌の新陳代謝や肌の生まれ変わること。
これは、年齢によって異なりますが、個人差もあります。
年齢周期の参考
10代:20日
20代:28日
30代:40日
40代以上:55日
デトックス効果
白湯は、体の中から洗い流すデトックス効果があるため、腸に溜まった老廃物や有害物質の排出を促す効果があります。
さらに、血流やリンパの流れを改善する働きがあるため、体内の余分な水分の排出によりむくみの解消への効果も期待できます。
便秘
便秘対策に水を飲む人が居ますが、水ではなく白湯を飲むと、便秘の原因の1つである「内臓の冷え」を解消してくれますから、水よりも白湯の方が腸の働きを促す効果があります。
さらに、便も柔らかくなって排出されやすくなるメリットも期待できます。
最後に
白湯は、たくさんの効能が期待できるため、まさに「魔法の水」のようですね。
白湯飲むときのポイントは「ゆっくり飲むこと」です。
飲むときは舌やのどに馴染ませるようにゆっくりと飲むことで、より効果を得ることができます。
一気に飲むと、胃に負荷がかかり、余計な水分として腎臓で処理されてしまいます。
私は、ステンレスボトルに熱湯の白湯を入れておき、マグカップに少しづつ注いで飲んでいます。
そうすれば、冷めるのを待つことなく、少量づつ飲むことが出来ています。
参考記事:最適な飲み頃をキープするカップ
善:「ふーん、俺なんて外で作業することが多いから、お茶でいいかな?」
瀧 :「お茶では白湯と同じ効果は期待できないよ。」
善:「じゃぁ、俺みたいな生活リズムならどうすればいい?」
瀧 :「寝起きた時と寝る前に時間をかけてゆっくり飲むだけでいいよ、無理したら続かないからね。」
お茶にはカフェインやカテキンなどの成分があり、吸収するために腸の働きが強くなります。
このため、デトックス効果が弱くなると言われています。