考え方

実は酸よりもアルカリの方が危険


酸性は危険

「エイリアン」ってタイトルの映画を見ると、エイリアンの血液に触れた金属がすごい勢いで溶ける場面があります。
確か「エイリアンVSプレデター」で『エイリアンの表皮は抗酸性』と説明している場面があったので、エイリアンの血液は強酸であるとみて間違いありません。
その他にも、マフィアが出てくる「ニキータ」などの映画でも、硫酸を使って人を溶かしたりする場面があって、とにかく酸は怖いってイメージがあります。
でも、塩酸や硫酸など、確かに危険な液体であることは間違いありません。
うすい塩酸を作るときは塩酸と水を混ぜるのですが、塩酸が飛び散らないように、必ず水の中に塩酸を入れる手順になっています。
塩酸を入れるときも、ガラス棒などに伝わらせながら、慎重に入れるのが鉄則。
理科室などの保管を見てもわかりますが、酸性の液体は厳重に管理されています。
つまり、それほど危険な液体って扱い。
参考記事:メッキ加工は自分でも出来る!
上記の記事でも2%の酸性の水溶液を使っていますが、利便性と安全性の観点からナイス(サンポール)を使っています。
もしも、35%ほどの工業用塩酸なら、18倍に薄めれば2%になります。

35% ÷ 18 = 2%
塩酸(17):水(1)

アルカリ性の液体

あまりピンと来ないかもしれませんが、代表的なアルカリ性の液体を紹介します。
アンモニア水、水酸化カルシウム水溶液(石灰水)、水酸化ナトリウム
これくらいなら聞いたり見たことがあるかもしれません。
そして、これらのアルカリ性の液体に対して、危険なイメージが少ないことを私は危惧しています。
酸性とは違う危険性があり、アルカリ性の液体の方が別の意味で危険だと知っておく必要があります。
ちなみにですが、アルカリ性の液体でも皮膚に付くと酸性と同じように溶けます。
アルカリ性の場合、皮膚どころか材質によっては服でも溶けますよ。
そして、金属であるアルミニウムも溶かします。
もしも目に入った場合、失明する事だってありえます。

問題は濃度

少し怖い話ばかりしてしまったのですが、酸性かアルカリ性かは、pH(ベーハー)で決まります。
pH7 を中性とし、pH6以下になれば酸性になり、pH8以上になればアルカリ性となります。
そして、7に近いものはそんなに気にする必要がありませんが、pH2など、7から大きく離れるほど強くなり、pH2だと強酸。
ちなみにサンポールは塩酸9.5%ですが、強酸となります。
アルカリ性は、pH14まであり、強いアルカリ性を示す液体は慎重に取り扱いをするようにしましょう。

リトマス紙

学校でよく使う道具に「リトマス紙」がありますが、あれ・・・あんなに大きな紙を使わなくても、1cm角ほどで十分だと思うんです。
大きな紙のリトマス紙を大勢で使っている風景をよく見ますが、もっと小さい紙にして全員が自分で見れるようにして欲しいと個人的には思います。
ピンセットを使えば小さな紙でも十分です。

さいごに

学校の先生ですら、アルカリ性の液体を触るときに緊張感がないようです。
教える立場の人は、アルカリ性にどれくらいの危険性があるのかを一緒に教えて欲しいと願っています。


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