メモ

本の紹介「科学がつきとめた運のいい人」

科学がつきとめた運のいい人

薄々とは感じていたものの、ついに「運」について科学的に説明している本を見つけたので紹介します。
本の抜粋ではなく、この本に書かれていることをわかりやすく説明する内容です。
興味を持たれた人は書籍の購入をお勧めします。

は平等に与えられる

は誰にでもほぼ平等に与えられる」ということ。
義務教育の数学で習った確率の話になりますが、おさらいとして例え話を…
コインの表が「幸運」で裏が「不運」だったとします。
そのコインを100回投げると結果は表と裏を測定したときに多少多めに表が出たり裏が出たりすることもありますが、回数を増やして続ければ続けるほど表が出る確率と裏が出る確率は50%に近づいていきます。
つまり長期的に見れば、みんなに起こっている運の数は同じだということの証明です。
それでも「運がいい人」と「運が悪い人」っているように思いますよね?
それは物事の捉え方に違いがあります。
運がいい人は「物事をプラスに考えられる人」
運が悪い人は「物事をマイナスに考えてしまう人」

そもそも「運」は目には見えない

は人が運んでくる

「運」というのは人が運んでくることが多いんです。
それは「運」という字と「運ぶ」という字が同じことからもわかりますよね。
この本には少しずつ運をよくするために、科学的に証明された行動や考え方が存在していると書かれていました。
それがこの4つ
・自分を大切にする。
・自分は運がいいと思い込む。
・他人を思いやる。
・目標や夢を明確にする。

自分を大切にする

自分を大切にするには美味しくて健康的な食事を取り、綺麗な服を着て、身なりを綺麗にしておくということ。
運は人が運んでくることが多いと書きましたが、ボロボロの服にボサボサの髪、ヒゲも剃らずに1ケ月間風呂に入ってなくて臭い人を周りが大切に扱ってくれると思いますか?
こんな人だったら、例えお客さんだったとしてもお店に入って欲しいとは思わないですよね!
例えば学校に、こんな人がいても誰も話しかけてこないでしょう。
身なりを綺麗にしておけば、好かれる可能性があった女性からも嫌われるし他の人からも避けられます。
そして「自分はなんて不運なんだろう」って感じるでしょう。
でもそれは単純に身なりが汚くてヒゲも剃っていなくて自分を大切に扱っていないからなんです。

運が良くなりたければ自分を大切にして身なりを整える。

自分を大切にしている人は他人からも大切にされやすいのです。
だから運が良くなりたければ、必ず身なりを整えて自分を大切に扱ってやる必要があります。
ちなみに背が低いとか顔がブサイクとか、そういう先天的なことも運は関係ありませんよ。
背の高い人と低い人では、どちらが幸せになるかは誰にもわからないし、背の高い人が有利になるスポーツもあれば背の低い人が有利になるスポーツもあります。
例えば天才的なサッカー選手のマラドーナ選手は165cmと高身長ではありませんでした。
運がいい人は、今自分にあるものを最大限に生かすことを考えられる人なんです。
決してないものを嘆いたりはしない人。
運というのは、その人の持っている生まれつきのものではないことを知っておくべきです。

自分は運がいいと思い込む

運のいい人は、自分は運がいいと思い込む癖(傾向)があることがわかっています。
例えば就活の最終面接に落ちたときはどう考えるだろうか?

運のいい人の考え方

自分は運がいいのに落ちたということは、そもそも入らなくて良かったのかもしれないから次に行こうと考えます。

運が悪い人の考え方

自分は運が悪いから落ちた。運が悪いから何をやっても結局ダメなんだと考えます。
その結果、運がいいと思う人は行動を続けていつか希望の就職先を見つけるけど、運が悪い人は行動を止める傾向にあります。
この2人に起こっていることは全く同じなのに捉え方が違うことで結果が全く違ってくる訳です。
こんな風に運がいいと思い込んで行動している人の方が本当に運が良くなってしまうということ。
ちなみに「運がいい」「ツイてる」と声に出すと更に効果的だそうで、宗教的な話に思えますが人間は何かを記憶するときには大脳の海馬という部分が働きます。
その時に頭の中で思っているよりも声に出して言った方が脳の細胞は活発に働くため脳に定着しやすくなるのです。
好きな人に「好きだ」と口に出して言うのと、ただ思っているのとでは全然脳への残り方が違うんです。
ネガティブな言葉を言うのではなく、ポジティブな言葉を言うようにするだけで大きく変わってくるはずなのでお試しください。

他人を思いやる

繰り返しになりますが「運は人が運んでくることが多い」でしたね。
であれば自分さえ良ければと考えるのではなく他人を思いやれる人になり相手とWin-Winの関係になった方がいいのです。
宿題を友達と見せ合いっこすることで自分ができていない時に友達から助けてもらえるようになるのと同じこと。
自分が助けないと誰も助けてもらえない。その結果、運が悪いと感じるように感じる訳です。
いくら世の中が競争社会だからって自分だけが得したいと考えるのは根本的に間違っています。
そもそも人類というのは外敵から身を守るために「群れを作る」という方法で今まで生き残ってきたんです。
食べ物だって、たくさんの目がある方が見つけやすいし、人と協力すれば食べている途中で捕食者に気づくことも出来ます。
もし自分のことだけ考えて群れからはぐれると猛獣に襲われて命を落とす危険性が高くなります。

違いは他人を思いやっていたかどうか

実際に京都大学の藤井聡(ふじいさとる)教授は「他人に配慮できる人ほど運がいい」という結論を心理学の研究で導き出しています。
まずは「家族」「恋人」「友人」「クラスメイト」「知り合い」という具合に配慮できる範囲を広げていくのが良いでしょう。

目標や夢を明確にする

運がいいことと、それをキャッチできることは全く別だということ。
これも繰り返しになりますが、運は誰にでも同じ確率で降ってきています。
では、その運(チャンス)を掴むにはどうすればいいのか?
常に自分の夢や目標を明確にしてアンテナを貼っておきながら実力をつけておくこと。
実力を付けてなければ幸運を掴むチャンスが極端になくなります。
例えば、ずっとハリウッド映画に出演したい夢があったとします。
何かの縁で知り合いから「ワイルドスピード」に出ないか?と声がかかりました。
この千載一遇(せんざいいちぐう)のチャンスを掴むには、日頃から演技の練習をしていないとダメだし、英語を喋べられるようにしておく必要があります。
もしも、英語が全くしゃべることも出来ず演技が下手くそ過ぎたら、そのチャンスを掴むことは出来ません。
これって幸運は来ているのに幸運を掴む握力が足りていなかったということになります。

せっかくの幸運を不運に変えてしまう

意外とね、こういうことは多いものですよ。
なので日頃から具体的な目標や夢を設定して、忘れずに努力しておくことが大切なんです。
運が掴みたかったら、いつ運が回ってきてもいいように実力をつけておかなければならないってことです。

 

まとめ

運というのは平等に与えられるもので、それをどう捉えるのかどう掴むのかは自分次第ってこと。
その中でも運を引き寄せる人たちは以下の内容を実行している人です。
・身なりが綺麗で自分を大切にしている。
・自分は運がいいと思い込む。
・他人を思いやる。
・具体的な目標や夢を設定して実力をつけている。
実は(幸)運はそこらへんでいつでも発生しています。
あなたがこの記事を読んでいること自体、もしかすると運がいいのかもしれませんね。


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