エアコン工事が終わり、室内機を凝視すると気付く人がいるかも知れません。
エアコンの室内機が傾いている
そう、エアコンの室内機が傾いているように見えることがあるかもしれません。
それは施工ミスではない可能性が高いってこと。
ユーザーにとって不具合
冷房時のエアコン室内機では、結露によるドレン水が大量発生するもの。
そのドレン水が室内に流れ落ちると、お客さんにとっては大変な迷惑となるため絶対にあってはならない事です。
※このようなことが少なからずあるため、エアコンの下にはテレビなどの家電製品を置いてはいけないんです。
そうならないように、ドレン水が確実に排水されるように室内機は室外機に接続するホース側に、若干傾けて設置するのが機能的には正解となります。
もしも、この傾き方向が逆なら確実に施工ミスですのでクレームを言ってもいい状況。
とは言え、室内機が傾いていると美観に影響が出るので、パッと見てわからない程度の傾きで、ユーザーが気付かない程度で取り付けるように心がけているはず。
※最近のエアコンではメーカーが内部で勾配をつけているらしいのですが、全ての製品が対応しているか不明なんです。
なので、ユーザーにとっては、”あれ?ちょっと傾いてない?”って気になるかもしれません。
その時は、もっと水平にお願いしますと声をかけていただければ良いと思います。
基本的に問題ない可能性は高いのですが、リスクがあるのは承知いただき、水が室内に漏れたときは強くクレームを言えなくなりますので注意してください。
上記にも少し触れましたが、最近の信頼のあるメーカーだと、こういった構造を考慮して設計されているので、新品且つ、国内メーカー(一部除く)であればほぼ水平に取り付けしても問題ないようになっています。
しかし、より排水性を良くして、室内機内の水の滞留時間を減らすことで防カビ効果も期待できますので、気にならない程度に傾いている方が安心できる施工だと思うのです。
特に引っ越しに伴うエアコン移設の場合、古いエアコンが多いので、このあたりを考慮する必要があります。
よく、引越しでのエアコン移設工事の代金を5000円とか安く表示しているところが多いですが、だいたい配管は別料金になっているので注意してください。
気になる人は「配管(4m)は、その費用に入っていますか?」とお尋ねください。
※特殊な取り付けでないかぎり、4メートルの配管で済むことが多いです。
2階から、地上まで室外機を伸ばす場合は、かなり配管を延長する必要がありますので、配管の追加料金を伺っておくことをお勧めします。
基本料金がすごく安くても、追加料金がすごく高い業者も多いのです。