方法、手法

車のオイル交換は上抜きと下抜きではどちらが良いのか?

車のオイル交換は、上抜きと下抜きでは、どちらが良いのか?

基本は下抜き

某カーメンテナンスショップには、「オイルは下抜きよりも上抜きの方がいい」と書かれた看板をみたことがあります。
これは、車のメンテナンスを行う知識を持った者たちにとっては度々物議を生じさせる話題のひとつ。
私は仕事柄、設計する人の思想を考えて解釈するようにしていますので私の見解としては“基本的には下抜きが正しい”と判断しています。
車の設計思想としては下抜きでオイルが抜けるように設計しています。
ですからスマートなどの下抜きが出来ない車種を除いて、基本的には下抜きで問題がないように設計されているはずなのです。迷った時は下抜きで。

なぜ上抜きが良いと言われるのか

上抜きの方が、下抜きよりも多くオイルが抜ける車種が多数存在します。
交換したいオイルは汚れていたり酸化していたりするので少しでも多く新しいオイルと置換したいもの。
つまり、少しでも多く古いオイルが抜ける方が良い方法と判断した結果だということです。

結局どちらが良いのか

スマートなど、そもそも下抜きが出来ない車種とか、BMWの一部の車種のようにオイルレベルゲージが付いていなくて上抜きが出来ない車種を除いて多くの車種では上抜きと下抜きの両方に対応しています。
この場合、自分の車がどちらに適しているのか判断しておく必要があります。
手順としては、まず下抜きでオイルが垂れてこなくなるまで完全に抜きます。
次に上抜きでオイルを抜いてみます。
この時にオイルがまだ抜けるようであれば、その車種は上抜きの方が多くオイルが抜けると判断できます。
この手順は逆でもできますが上記に示す手順の方が分かりやすいと思います。

下抜きのメリット

ドレンボルトに若干の磁性があります。ドレンボルトに付着した鉄分を直接ウエス(ボロ布など)で拭き取ることが出来ます。
冬などの温度が低い環境でもオイルが抜けやすい。
スキルに左右されることなく絶対に規定量のオイルを抜くことができます。

下抜きのデメリット

ジャッキアップが大変。
車の下にもぐることになるので一歩間違えると大怪我につがなります。(゚д゚lll)
また、旧車と呼ばれる車(15年以上)だと、メーカーの推奨するジャッキアップポイントでジャッキアップすると曲がります。
古くなると錆びてくるので脆くなっています。
旧車は旧車用のジャッキアップがありますので気を付けてください。

ドレンプラグを外すのでパッキンが劣化します。
基本的には一度外すとパッキンは新品に交換する必要があります。
ドレンプラグを外すと同時に廃油が流れ落ちるので手に廃油が付着して汚れます。
受け皿の位置を間違えると床を汚す危険性がある。
ドレンプラグを締め忘れるリスクがあり、逆に締めすぎるてドレンパンが壊れる危険性があります。
締めるトルクが適正でないとオイル漏れのリスクだってあります。

上抜きのメリット

作業工程が少ないので作業が楽で早い!
※冬などの温度が低いときは暖気運転しないとすごく時間がかかります。
レベルゲージを抜いて、そこにホースを突っ込むだけでオイルが抜けます。
ドレンプラグを外さないので下抜きのデメリットがすべてありません。
ジャッキアップも必要ありませんので安全ですし、作業場所が地面の柔らかい土の上であっても問題なく作業ができます。
あとは、手がほとんど汚れません。

下抜きの注意点

毎年このジャッキアップのミスにより死亡事故が発生しています。
絶対にジャッキアップのリフトのみで作業しない事です。
必ずウマと呼ばれる台を使用するか、なければ余っているタイヤなどを挟んでおく必要があります。
勾配のある土地や、やわらかい地面の上でのジャッキアップは大変危険ですから注意してください。

上抜きのデメリット

スキル(技術や熟練度)によって抜ける量が変わることがあります。
スキルとは関係なく、ほとんどオイルが抜けない車種があります。
入れたホースが抜けにくいことがあります。(私の経験では、スバルのボクサーエンジンで数台ありました。)
これは入れてからでないと判りませんので、ちょっとびびります。
冬などの温度が低い環境では、暖機運転していないとオイルを抜くのに異常に時間が必要になります。
ドレンプラグに付着した鉄粉を拭き取ることができない。

上抜きの注意点

事前に上抜きで不具合がないか調べることが必要。
説明書などでオイル交換時に必要なオイル量を調べておき、その量が抜けているか確認しておく必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか、上抜きと下抜きではそれぞれにメリットとデメリットがあります。
総合的に考えると、ユーザーが自分でオイル交換を行うなら安全性の観点から上抜きをお勧めします。
オイルエレメントを交換する時はショップで行ってもらい、その時は下抜きしてもらえばいいのではないでしょうか。
オイルエレメントの交換はアンダーカバーを取り外したり、他の部品を外したりと位置によっては非常に困難な車種もあります。
工賃もそんなに高くありませんので、オイルエレメントの交換時のみショップで行うことを検討してみてはいかがでしょうか。
関連記事:バイクに車用のエンジンオイルを入れるとどうなるのか
関連記事:いまさら聞けないエンジンオイルの選び方


follow us in feedly

ブログ記事を応援してくれる方はポチッっと下のボタンを押してね

そして、この記事をツイッター投稿してくれるなら下のボタンを押してね

ゴキブリによる住居不法侵入事件 第5回前のページ

トイレが詰まったらどうする?(゚д゚)!次のページ

関連記事

  1. 方法、手法

    画像の余白を透明にする方法

    特筆するのは、この数字部分がエクセルのセルで入力されていることです。つ…

  2. 方法、手法

    一時的ではなく、根本的に口臭を消す方法

    世の中には、すごい臭いフェチが居ると聞いたことがありますが、口臭フェチ…

  3. 方法、手法

    【料理は科学】ナポリタンの作り方

    お店では、注文が入ってからパスタを茹でることはしていないことがほとんど…

  4. 方法、手法

    大量にレモンを入手した場合どうしたらいい?

    果皮に大量に含まれているレモンらしさであるシトラールを無駄なく使うには…

  5. 方法、手法

    新車を安く買う方法、レクサスだって例外じゃない!

    小さな中古車屋でも新車を買えるのをご存知でしょうか?しかも、保障内容は…

  6. 方法、手法

    文章の『、』は、どのタイミングで打てばいいのか

    『、』のことを読点(とうてん)といいますが、どのタイミングで打つのか、…




役に立つ記事

気になる記事

笑える記事

follow us in feedly
  1. 考え方

    台風が接近!事前に私たちが備えることは?
  2. 思い出

    逆襲のオコゼ
  3. 方法、手法

    日本語入力のままで英語(アルファベット)を入力する方法
  4. 方法、手法

    トイレが詰まったらどうする?(゚д゚)!
  5. 方法、手法

    洋式トイレの正しい座り方
PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。